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沖縄県知事選の「前哨戦」名護市議選が告示

2010年9月5日 22:21
沖縄県知事選の「前哨戦」名護市議選が告示

 沖縄・宜野湾市にあるアメリカ軍普天間基地の移設先とされた沖縄・名護市の市議会議員選挙が5日、告示された。11月の沖縄県知事選挙に向けた前哨戦としても注目される。

 5日に告示された市議選には、27の定数に対して37人が立候補した。名護市では、今年1月の市長選挙で辺野古への基地移設に反対する稲嶺進市長が誕生したが、市議会では市長派の議員が過半数を割っている状態。今回の選挙を経て、基地移設に反対する市長派の議員が過半数を占めれば、辺野古への移設はますます困難となる。

 一方、反市長派は多くの候補が基地問題に対する態度を明らかにしていないが、反市長派が多数を取れば議会として基地を容認する余地が生まれることから、政府も今回の選挙に大きな関心を寄せている。

 投票は12日で、即日開票される。