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補正予算案めぐり、与野党の攻防が大詰め

2010年11月9日 20:15
補正予算案めぐり、与野党の攻防が大詰め

 今年度補正予算案をめぐる与野党の攻防が大詰めを迎えている。民主党は10日に採決する構えだが、自民党側は「時期尚早だ」と反発している。

 9日の民主・自民国対委員長会談で、民主党・鉢呂国対委員長は、自民党・逢沢国対委員長に対し、「10日の衆議院予算委員会で補正予算案の採決をした後、集中審議を行う。その上で、10日夕方に衆議院本会議を開き、補正予算案の採決を行いたい」と提案した。これに対し、逢沢委員長は「10日は(中国漁船衝突事件をめぐる)映像流出問題での集中審議をすべきだ」などと強く反発し、話し合いはつかなかった。

 民主党側は、仮に野党側が10日の審議を欠席しても採決に踏み切る姿勢を崩しておらず、今年度補正予算案をめぐる攻防は大詰めを迎えている。