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前原氏と会談の小沢氏“相当に迷っている”

2011年8月25日 3:14
前原氏と会談の小沢氏“相当に迷っている”

 29日に行われる民主党代表選挙に向け、出馬表明をした前原前外相は24日、小沢元代表や鳩山前首相らと相次いで会談した。小沢氏は前原氏と会談後、側近議員らと代表選の情勢分析などを行ったが、明確な方針は示さなかったという。

 小沢氏は、次の代表にマニフェストの理念を基本的に変更しないことを求めている。前原氏は会談後、「考え方にあまり違いはなかった」と述べるなど、挙党態勢を築くことで認識は一致したという。しかし、会談はわずか約10分で終了している。

 小沢氏は会談後、側近議員らと代表選の情勢分析などを行ったが、「小沢氏から明確な方針は示されなかった。相当迷っているようだ」と出席者の一人は話している。

 また、同じく前原氏と会談した鳩山氏は24日夜、「(前原氏は)小沢氏との距離感を保ちながら、自分の思うような人事を行いたいという発想で、小沢氏も含めて挙党態勢を築こうという考えではないように思える」と述べ、前原氏との連携は現状では難しいとの考えを示した。

 一方、野田財務相は、選挙対策本部の準備会合で「全ての国難に立ち向かう覚悟だ」と出馬に向けて強い意欲を示した。