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民主党代表選 候補者が討論会で主張訴える

2011年8月29日 3:06
民主党代表選 候補者が討論会で主張訴える

 民主党代表選挙の投票が29日に行われるのを前に、5人の候補は28日、そろって公開討論会に臨み、自らの主張を訴えた。

 前原前外相「(外相辞任後、国難に対して)じくじたる思いで日々を過ごしていました。監督役、コーディネーター役に徹したい。優れた皆さんの力をいかに引き出すか」

 馬淵前国交相「(課題は)危機からの脱却です。暮らしを守ることが第一。(福島第一)原発事故、この危機を脱することがまず重要です。もう一つの危機は、家族の暮らしを守る、日々の暮らしの礎となる経済です」

 海江田経産相「最近の日本は、(東日本)大震災がなくても沈滞をしていた。(沈滞状況を乗り越えるためには)世界の経済の中心的なアジアの国と結びつくべき」

 野田財務相「経済再生しなかったら復興の後押しができない。気をつけなければいけないのは、EU(=欧州連合)もアメリカも債務の問題で信用不安に(なっている)」

 鹿野農水相「有為な人材、どうやって大きな政治家として巣立ってもらえるか。新しい体制、一致協力した民主党の姿を築いてまいりたい」

 また、5人は日本テレビの番組「真相報道バンキシャ!」に出演した。この中で、海江田氏は、民主党マニフェストの見直しをめぐる自民・公明両党との3党合意について、見直しを含めて再確認すべきだとの考えを示した。海江田氏が「再確認」に言及したことで、今後、自民・公明両党が反発することも予想される。