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10年政党交付金、各党の使用額は減少

2011年10月1日 1:37
10年政党交付金、各党の使用額は減少

 総務省は先月30日、10年分の政党交付金の使途を公表した。各党が使った総額は約300億円で、前年より88億円減少した。

 政党交付金は10年、共産党を除く9つの政党に総額約319億円が交付された。交付額は、09年の衆議院議員選挙で議員を増やした民主党がこれまでで最も多い約171億円(前年比34億円増)になった。これに対し、自民党はこれまでで最も少ない約103億円(前年比37億円減)となり、95年の制度開始以来、初めて民主党が自民党を上回った。

 一方、貯蓄にあたる残高は、民主党が2倍以上の44億円に増えたが、自民党は2億円減らして8億円と、これまでで最も少なくなった。

 10年は参議院議員選挙があったが、衆院選があった09年より、選挙に関わる支出が大幅に減っている。