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首相、太平洋・島サミット出席に向け出発

2012年5月25日 17:17
首相、太平洋・島サミット出席に向け出発

 日本が主催し、太平洋の16の国と地域の首脳が参加する「太平洋・島サミット」に出席するため、野田首相は25日、沖縄に向けて出発した。

 太平洋・島サミットは、日本が主催し、3年に一度開かれており、今回は初めてアメリカの代表も招いている。太平洋の島国に対しては中国が影響力を拡大していて、日本としてはアメリカと連携して、この地域とのつながりを強化したい狙いがある。

 出発前、野田首相は「(太平洋諸国との)絆を深めるというのが最大の意義だというふうに思います。その上で、この地域における経済面での貢献であるとか、様々な貢献を打ち出していきたいと思います」と述べた。

 また、野田首相は、消費税増税法案に反対する民主党・小沢元代表との会談について、「何か秘策はあるのか」との記者団の質問に対し、「誠心誠意、自分の思いと覚悟をお伝えいたします。小沢元代表もいろいろお考えがあるでしょうから、そのお考えについては虚心坦懐(たんかい)にお伺いをするということで、別に秘策はありません」と述べた。

 野田首相は会談の時期について、「来週中には実現すると思う」と述べている。