×

内閣改造 農水相に郡司氏、法相に滝氏内定

2012年6月4日 11:05
内閣改造 農水相に郡司氏、法相に滝氏内定

 消費税増税法案の今国会での成立に「政治生命を懸ける」としている野田首相は4日、内閣改造に踏み切り、記者会見を行う。書類送検された元中国大使館1等書記官との関係を野党が問題視していた鹿野農水相の後任には、郡司彰元農水副大臣が内定。弁護士報酬問題が指摘されていた小川法相に代わって、滝実法務副大臣の昇格が内定した。

 改造人事では、野党の求めに応じる形で、参議院で問責決議を受けた2閣僚の交代が固まり、前田国交相の後任には羽田雄一郎参院国対委員長が内定した。

 自見郵政・金融相は、同じ国民新党の松下忠洋内閣府副大臣と交代することも内定した。

 これまで明らかになった顔ぶれは実務型の人選となっている。野田首相は、4日昼前に臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、午後には自ら会見し、閣僚名簿を発表する予定。今後は、自民党との修正協議に重点を移し、衆議院で採決を行う環境を整えていきたい考え。