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衆院比例代表40削減、民主党が新案提示

2012年6月14日 23:57
衆院比例代表40削減、民主党が新案提示

 衆議院の選挙制度改革に関する与野党の幹事長・書記局長会談が14日に開かれ、民主党が比例代表の削減幅を当初案の75から40に減らす新たな案を提案、各党は持ち帰って検討することになった。

 民主党・輿石幹事長が示した新たな案では、「一票の格差」是正のため、小選挙区を5議席削減し、比例代表を現在のブロック比例から全国比例にした上で現在の180議席から140議席とし、そのうちの35議席には連用制を導入するとしている。また、次の次の選挙からは定数をさらに35議席削減し、現在より80議席少ない400議席にするとしている。

 今回の案は、民主党がこれまで提案していたものに比べて比例代表の削減幅を減らしており、野党側に配慮した形だが、輿石幹事長が野党側と合意しないまま15日にも法案として提出したいと表明し、野党側は強く反発した。

 結局、各党は今回の提案を持ち帰り、18日に再度、幹事長・書記局長会談が開かれることになった。