「防衛増税」「異次元の少子化対策」具体策の説明いつ?…首相「“議論不十分”の指摘は認識」
国会では25日から、岸田首相の施政方針演説に対する代表質問が始まりました。唐突に打ち出された「防衛増税」「少子化対策」をめぐり、首相は周辺に「『議論が不十分』だという指摘があることは認識している」と話しています。
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有働由美子キャスター
「25日の代表質問は、「防衛増税」と「異次元の少子化対策」に集中しましたね」
小栗泉・日本テレビ解説委員
「いずれも首相が年末から年明けにかけて、唐突に打ち出したテーマです。自民党内からも『思いつきで始まったものが多い。丸投げされたら、大変だ』という声が聞かれます。実は首相自身も、周辺に『“議論が不十分”だという指摘があることは認識している』と話しています」
「ただ少子化対策について政府は、3月末をメドにとりまとめて、6月に年末の予算編成に向けた国の『骨太の方針』に盛り込む考えだということです。そうすると、来週から始まる予算委員会の審議には具体策が提示されないということになってしまいます。子ども政策を“最重要課題”だと位置づけるのであれば、3月のとりまとめを待たずに様々なアイデアを示して、国会で議論して、私たちにも説明してほしいですよね」
有働キャスター
「関心も高いので、見える形での議論をしてほしいと思います」
(1月25日放送『news zero』より)