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首相、維新・太陽の合流に疑問「グレーに」

2012年11月18日 22:58
首相、維新・太陽の合流に疑問「グレーに」

 野田首相は18日、原子力問題などの政策で隔たりが指摘されていた「日本維新の会」と「太陽の党」の合流について、「混ざるとグレーになってしまった」と批判した。

 野田首相「今回のいわゆる合流劇を見ていると、例えば原発はどうするんだろうと。それぞれシャープな路線を出して、シャープな色が出せたのに、混ざるとグレーになってしまったなという、そんな印象を持っています」

 野田首相はまた、「大きな方向性が全く見えない」と述べ、合流に重ねて疑問を呈した。

 一方、日本維新の会・橋下代表代行は、これまで掲げてきた、2030年代に原発ゼロを目指す方針が、太陽の党との合意文書には明記されなかったことについて、次のように述べた。

 橋下氏「方向性を変えたわけではないです。今まで目がけていた目標に対して、まず第一歩、第二歩を進めるために、こういう政治的な判断をやりましたけど。しようがないですよ、政治というのはこういうものですから」

 橋下氏はまた、「ゼロという言葉を入れるかどうかよりも、やることを重視したのが今回の合意文書だ」として、批判はあたらないとの認識を示した。