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違法ドラッグ摘発強化へ 自公が法改正案

2013年2月6日 3:15
違法ドラッグ摘発強化へ 自公が法改正案

 自民、公明両党は5日、吸引すると幻覚などを引き起こす違法ドラッグについて、麻薬取締官も摘発できるように権限を拡大する法律の改正案を取りまとめた。

 幻覚作用などがあり、有害性が高い違法ドラッグは、現在「指定薬物」とされ、輸入、製造、販売などが禁止されている。

 5日に与党政策責任者会議で取りまとめられた改正案では、麻薬と覚醒剤などに加え、指定薬物を摘発する権限を麻薬取締官に持たせる。また、これまで任意提出を求めていた指定薬物と疑われる商品について、強制的な回収も可能になる。拒んだ場合は、50万円以下の罰金が科される。

 改正案は議員立法で、自民、公明両党は全会派の合意を得た上で今国会に提出したい考え。