アメリカ軍の新型輸送機・オスプレイ１２機が、沖縄・普天間基地に追加配備されるのを前に、今月の最終週に山口・岩国基地に陸揚げされることになり、１日、左藤防衛政務官が山口・山本県知事らに理解を求めた。

　防衛省の左藤章政務官は１日午後、山口県庁を訪れ山本知事と会談した。岩国基地への陸揚げは今月最終週の予定で、試験飛行や整備のため、約１週間駐機するとしていて、８月上旬にも普天間基地に配備される見通し。

　アメリカ軍は去年７月、オスプレイ１２機を岩国基地に陸揚げし試験飛行などを行った後、１０月に沖縄・普天間基地に配備した。

　山本知事は国側に「滞在期間の短縮」や、「十分な事前情報の提供」などを要請した。

　左藤政務官はこの後、岩国市の福田市長にも陸揚げの日程を説明した。

　市役所前では市民団体のメンバーらがオスプレイの第２陣陸揚げに抗議の声を上げていた。