秋の褒章 北方謙三さん、陳建一さんらに
秋の褒章の受章者が決まった。小説家の北方謙三さん(66)が、学術や芸術などの分野で功績のあった人に贈られる紫綬褒章を受章した。
北方さんは、小説家として長年にわたり、優れた作品を数多く発表した活躍が評価されての受章。
北方さん「最初から僕は小説の力というものを信じて書いてきた。今書きたいと思っているものを全部書きたい。その中からもっと選んで選んで選んで、生きてる間に書けるものを全力で書ける幸せに今恵まれてると思います」
また、料理人の陳建一さん(57)が、中華の料理人として、技術の向上や後進の指導育成に尽力したことが評価され、黄綬褒章を受章した。
陳さん「いい料理人をこの世の中にいっぱい出したい。それが僕の一番の今の夢。こうやって料理作ってんだよっていうのを見せて、それを何か感じて欲しいなと。楽しい世界だからさ」
また、台風で増水した川に飛び込み、男児を救助した中国人の厳俊さん(26)と、火災現場で逃げ遅れた人を救出した國吉正男さん(61)が紅綬褒章を受章した。
今回の褒章は、781人と14の団体に贈られる。