臨時国会スタート 岸田首相、所信表明演説で“統一教会”問題も
臨時国会がスタートし、岸田首相が所信表明演説を行いました。
内閣支持率が下がり続ける中、岸田首相は具体的な政策の説明の前に、いわゆる統一教会に触れ、この問題の影響力の大きさを感じさせる演説となりました。
岸田首相「旧統一教会との関係については国民の皆様の声を正面から受け止め、説明責任を果たしながら信頼回復のために各般の取り組みを進めてまいります」
岸田首相は、いわゆる統一教会をめぐり悪質商法や寄付による被害者救済のため、消費者契約に関する法改正を検討する考えを示しました。
また、経済再生が最優先の課題だとして「物価高・円安への対応」、「構造的な賃上げ」、「成長のための投資と改革」に取り組むとともに、電気料金の値上がりに対し「前例のない思い切った対策を講じる」と強調しました。
一方、立憲民主党の泉代表は経済や、いわゆる統一教会との向き合い方などをあげ「支持率低下の説明書と言っていい演説だ」と批判しました。
泉代表「全体的に、いろんな意味で古い政治に回帰しているなという気がしました。統一教会についても関係を断つと言っていたのが、その言葉もなくなってしまっている」