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自民党幹事長に谷垣氏「国民に安心感を」

2014年9月3日 12:29
自民党幹事長に谷垣氏「国民に安心感を」

 安倍首相は3日、自民党役員人事と内閣改造を行う。焦点だった幹事長には谷垣禎一法相、政調会長には稲田朋美行革担当相が起用された。自民党本部では、新役員による記者会見が行われている。

 谷垣新幹事長「さらに総理の下に私ども一致結束して、大変色々課題がたくさんあります。その課題に適切に応えていくように、最後は一致結束して、国民のために働いていく態勢をつくる努力をしたい」

 稲田新政調会長「党の英知を結集して、政策議論を深めてまいりたい。全力で頑張りますので、よろしくお願いします」

 谷垣新幹事長は、安倍首相の前に野党だった自民党の総裁を務めていた。自民党の総裁経験者が退任後、幹事長に就任するのは初めてのこと。谷垣氏は幹事長を受けた理由について、「法務大臣を受けた時も、前の総裁が内閣で汗をかいている姿が国民に安心感を与えられるのではと思った。今回もその延長線上だ」と述べ、安定した政治のために引き受けたと説明した。

 谷垣氏起用の理由について安倍総理は、石破前幹事長の処遇をめぐって「党内がガタガタしたから重みのある人をあてるしかないと思った」と周辺に説明したという。

 また、総務会長には重鎮・二階俊博氏、政調会長には若手の女性・稲田朋美氏と、ベテランと若手を織り交ぜた布陣となった。