防衛白書“中国”巡り了承されず~自民部会
防衛省は7日の自民党の部会に今年の防衛白書を提示したが、出席議員から中国についての記述が足りないなどの意見が相次ぎ、白書が了承されない異例の事態となった。
7日の自民党国防部会では、今月中旬の閣議で報告される防衛白書が了承される段取りだった。しかし、出席した議員から中国についての記述を巡り、「違法なガス田開発をしっかり記述すべきだ」、「南シナ海の埋め立てが分かる鮮明な写真を使うべきだ」などの意見が相次ぎ、白書は了承されなかった。
防衛省は事前に国防関係議員への説明を行った上で白書の印刷を済ませていることから、追加の記述をどうするか対応を協議している。