防衛白書 自民党の国防部会が了承
中国の動向を巡って記述が不十分だとの指摘が相次ぎ、了承が見送られていた今年の防衛白書について、自民党の国防部会は16日の会合で了承した。
16日の国防部会で、防衛省側が中国が東シナ海でガス田開発のための新たな施設を建設していることや、「一方的な開発を進めていることに対して繰り返し抗議をすると同時に、作業の中止を求めている」との記述を追加することを説明し、了承された。白書は来週21日に閣議で報告される予定。
また、女性自衛官がブログで、かつて慰安婦についての報告書を国連・人権委員会に提出したクマラスワミ氏との昼食会に同席したことを「光栄」と表現し、自民党議員から「軽率だ」との指摘が出ていたことについても、防衛省はブログの記述を削除すると報告した。