政府、辺野古作業1か月中断 沖縄県と協議
政府は、沖縄のアメリカ軍普天間基地を名護市辺野古に移設するための全ての作業を1か月間中断し、改めて沖縄県と集中的に協議する考えを明らかにした。
菅官房長官「工事を一時中断し、改めて辺野古移設に関する政府の考え方を沖縄県に説明するとともに、問題の解決に向けて、集中的に協議を行うことといたしました」
菅官房長官は今月10日から1か月間、辺野古沖でのボーリング調査や資材の搬入など、移設のための全ての作業を中断し、翁長知事との会談などで政府の立場を改めて説明する考えを明らかにした。また、沖縄県が在日アメリカ軍に申請していた辺野古沖の制限区域での立ち入り調査も、この期間に認めるという。
政府はいったん冷却期間を置くことで、埋め立て承認の取り消しを検討している翁長知事との歩み寄りに向けた打開策を探りたい考え。