菅長官、米海兵隊移転予定地のグアム訪問へ
沖縄の基地負担軽減担当相を兼務する菅官房長官は、沖縄のアメリカ海兵隊が移転する予定のグアムを、今月29日から2日間の日程で訪問する方向で調整していることがわかった。
菅官房長官は今月29日、30日にグアムを訪問し、沖縄のアメリカ海兵隊の移転先となるアメリカ軍の基地などを視察する方向で調整している。アメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、政府と沖縄県側の対立がこう着状態となる中、海兵隊が移転する予定のグアムを視察することで沖縄の負担軽減に取り組む姿勢をアピールするねらいがあるものとみられる。
政府の危機管理を担当する官房長官の海外出張は異例で、菅長官のグアム訪問が実現すれば、2003年に当時の福田官房長官が中国を訪問して以来となる。