枝野幹事長「復興相は説得力ある説明を」
参議院予算委員会の閉会中審査で高木復興相は11日、公職選挙法に違反する形で選挙区内の葬儀に香典を出したのではないかと指摘されている問題について、あくまでも違反していないとくりかえし主張した。
高木復興相の選挙区で取材をしたところ、香典を葬儀までに本人が持参していないという証言が出てきていて、これまでの高木復興相の説明と食い違っている。民主党の小川敏夫議員はこうした点をただしたが、高木復興相は、葬儀までに自らが香典を持参したと繰り返し、違法ではないと改めて主張した。
小川議員「あなたが弔問に行ったのは葬儀の後ではないですか」
高木復興相「明確に記憶していませんけども、葬儀までに弔問したということです」
小川議員「その香典もあなた自身が持っていったということですか」
高木復興相「はい、そういうことです」
また、一部報道で過去に女性の下着を盗んだと報じられたことについては「そのような事実はない」と重ねて否定した。
民主党の枝野幹事長は「報道されている内容と明らかに食い違った答弁をしていて、説得力ある説明が全くなされていない。きちんと説明責任を果たせないとなると大臣として適切ではない」と述べ、さらに追及する姿勢を示した。