中国の海洋進出“連携対応”確認~日豪首脳
G20サミット出席のためトルコを訪れている安倍首相は、オーストラリアのターンブル首相と首脳会談を行った。両首脳は、中国による南シナ海などへの海洋進出について連携して対応していくことを確認した。
ターンブル首相は今年9月に就任したばかりで、初めての会談となった。
会談で安倍首相は「東シナ海、南シナ海における中国による一方的な現状変更の行動を国際社会は懸念している。国際海洋秩序を守るべく連携したい」と呼びかけた。これに対し、ターンブル首相は「完全に同意する」と応じたという。
また、フランス・パリでの同時テロについて、安倍首相が「我々が共有し、守ろうとする価値に対する挑戦」と述べたのに対し、ターンブル首相は「自由を信奉する全ての国に対する攻撃だ。共に戦うことを決意をしたい」などと応じた。
一方、両国の主張が対立する捕鯨問題についても意見が交わされたが、「お互いの立場の違いは変えられない」などとして議論は平行線に終わった。