年末年始を前に…海外旅行者の安全対策
フランス・パリでの同時多発テロ事件を受け、外務省は4日、旅行会社などの幹部を集めて会合を開き、日本人の海外旅行者に関する安全対策について話し合った。
これは、年末年始の旅行シーズンを前に、外務省が旅行会社や航空会社に対し、海外旅行者の安全対策の徹底を促すために開いたもの。外務省は、海外旅行者などが事前に現地での滞在先や連絡先を登録すると、緊急事態が起きたときに安全に関する情報が届く「たびレジ」というシステムを導入している。
この日の会合で外務省は旅行会社に対し、海外旅行者が旅行会社に登録したデータが「たびレジ」と連携されるシステムの構築を促した。これに対して旅行会社からは、前向きに検討するとしたものの、携帯電話番号など顧客の個人情報を提供することについては心配な点があるなどという意見が出ている。