ゆうちょ銀行、預け入れ限度額を引き上げへ
政府は、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額を現在の1000万円から1300万円に引き上げる方針を固めた。
ゆうちょ銀行の預け入れ限度額をめぐっては、自民党が今年6月に金融機関の少ない地方の実情を踏まえ、3000万円への引き上げを求めていた。
そのため政府の郵政民営化委員会は、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額を現在の1000万円から1300万円に、かんぽ生命の加入限度額を現在の1300万円から2000万円にそれぞれ引き上げる報告書を25日に取りまとめることにしたもの。
安倍政権はこれを認める方針で、来年4月から、それぞれ限度額が引き上げられることになる。
こうした方針には、地方銀行や信用組合などが経営を圧迫する、として反対しているが、政権側は来年の参議院選挙を見据え選挙に影響力を持つ郵便関係団体に一定の配慮をしたものと見られる。