参議院予算委員会で、日本を元気にする会の山田太郎議員は、今年度補正予算案に、まだ批准されていないＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の対策費が含まれていることを批判した。

　山田議員「実はまだ、批准どころかですね、国会にも提出されていない、例えばＴＰＰの対策費とかですね、本来、補正予算とすべきではないものが入っているのではないかなと思います」

　安倍首相「それは、批准していくということを前提にですね、我々は競争力を高め、海外に輸出していく力を高めることは、どちらにしろ、農業あるいは中小零細企業にとってはプラスになるわけでありまして、なるべく早く取りかかっていく必要はあるわけでございまして」

　安倍首相はこのように、農業や中小零細企業の競争力を高めることにはなるべく早く取りかかる必要があると説明した。その上で、今年度補正予算案について「経済の再生と財政の再建を両立させる目標に合致する予算だ」と理解を求めた。