首相「1億総活躍社会」に向け対話集会参加
政府がめざす「1億総活躍社会」の工程表となる「ニッポン1億総活躍プラン」の策定に向けた対話集会が28日、都内で開かれ、安倍首相は子育て中の女性への就業支援などに力を入れていく考えを示した。
対話集会は、政府が5月末までに策定する「ニッポン1億総活躍プラン」に国民の意見を反映させるためのもの。28日は安倍首相も出席して、非正規雇用で働く女性や保育士、介護施設で働く人ら12人と意見交換を行った。
非正規雇用で働く女性「子育てが落ち着いていますので、その後長く勤めたいと思っている、30代後半から40代世代のお母さんは、たくさんいらっしゃると思います。そういう(就業支援の)システムを作っていただけたらと思います」
安倍首相「(仕事に)戻るためのいろいろなトレーニングを受けられるようなコースもあったほうがいい?」
女性「はい、そう思います」
安倍首相「子育て支援もしっかりとやっていきたいと思います」
また、介護施設で働く男性から、「職員数がいつもぎりぎりで苦労している」との意見が出たのに対し、安倍首相は「2020年代初頭までに介護職員、25万人を確保したい」と応じ、「介護離職ゼロ」に取り組む姿勢を強調した。