参院選が公示 最大争点はアベノミクス是非
第24回参議院選挙が22日に公示され、主な政党の党首は早速、街頭で支持を訴えた。最大の争点は安倍政権の経済政策・アベノミクスの継続の是非。
安倍首相は参院選に合わせて「再び延期することはない」と断言していた消費税率の引き上げの再延期を表明した。これはアベノミクスの失敗によるものなのか、それとも世界経済の情勢からやむを得ないのか。有権者に判断が委ねられている。
また、安倍首相が「在任中に成し遂げたい」としている憲法改正も争点。安倍首相は「憲法のどこを変えるか集約していないから、この選挙では問いようがない」としているが、民進党の岡田代表は「憲法の平和主義が変えられようとしている」などと批判している。
さらに、去年9月に安全保障関連法が成立してから初めての国政選挙で、その是非も争点となる。
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての国政選挙となるが、18歳、19歳の投票率はどこまで伸びるのか。選挙結果への影響も注目される。
今回の参院選、安倍首相は与党で改選議席の過半数61議席を勝敗ラインとしているのに対して、野党側はこの阻止を目指すとしている。18日間の与野党の激しい論戦がスタートする。