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南スーダンのJICA関係者が退避準備

2016年7月11日 15:03
南スーダンのJICA関係者が退避準備

 陸上自衛隊がPKO(=国連平和維持活動)を行うアフリカ・南スーダンで治安が急速に悪化したことを受け、菅官房長官は11日、現地で活動するJICA(=国際協力機構)関係者の退避の準備を進めていることを明らかにした。

 南スーダンでは陸上自衛隊が派遣されている首都・ジュバを中心に、大統領派と副大統領派による戦闘が激しくなっている。政府は11日朝、国家安全保障会議を開いて対応を協議した。

 菅官房長官「政府としては、南スーダンに在住する邦人安全確保を最優先するとの認識のもと、対応に万全を期していく考えです」

 菅官房長官は、現地の在留邦人約70人全員の無事を確認したとするとともに、現地で活動するJICAの関係者47人について、チャーター機などを使っての退避の準備を進めていることを明らかにした。