12月15日 山口・長門市で日露首脳会談
ロシアを訪問中の安倍首相は、プーチン大統領と会談し、今年12月15日に安倍首相の地元・山口県で首脳会談を行うことで合意した。
安倍首相は、プーチン大統領と11月にペルーで、そして12月には、地元の山口・長門市で首脳会談を行うことで合意した。
また、焦点の北方領土問題や平和条約締結交渉について両首脳は、「双方がそれぞれ国益を総合的に判断すべきだ」との考えで一致したという。
安倍首相「新しいアプローチに基づく交渉を、今後、具体的に進めていく、その道筋が見えてきた、その手応えを強く感じ取ることができた会談だったと思います」
また会談に同席したロシアのラブロフ外相も、「交渉を継続して、結果はプーチン氏の訪日の時に報告されるだろう」と述べるなど、日露双方で12月の首脳会談が1つの節目になるとの機運が出てきている。
ただ、両首脳は2013年の共同声明で「交渉を加速化させる」と明記したが、それから3年間、目に見える進展はなかった。安倍首相周辺も会談前、「いきなり4島の議論じゃ、うまくいかない」と述べており、かなりの時間がかかるとの見通しを示している。
12月の会談で、焦点の北方領土問題で具体的な進展が得られるのか、難しい交渉が続きそうだ。