安倍首相は訪問先のキューバで記者会見し、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への制裁措置について、人、モノ、資金の流れを厳しく規制する必要があると強調した。

　安倍首相は北朝鮮の５回目の核実験について、「新たな段階の脅威で、対応はこれまでとまったく異なるものでないとならない」とした上で、制裁措置について次のように述べた。

　安倍首相「北朝鮮への人、モノ、資金の流れを厳しく規制する（国連）安保理決議、そして、我が国独自の措置を断固として取っていく必要があります」

　さらに安倍首相は、中国の役割について「新しい制裁を実効あらしめる鍵となる」として、引き続き中国に働きかけていく考えを示した。

　また、北朝鮮との対話の可能性について、「対話のための対話では意味がない」とした上で、「真剣に対話に応じるように厳しい圧力をかけていく必要がある」と述べた。