衆議院福岡6区補選 自民党、公認見送りへ
鳩山邦夫元総務相の死去に伴い来月行われる衆議院福岡6区の補欠選挙について、自民党は27日までに特定の候補を公認しない方針を固めた。
福岡6区の補欠選挙をめぐっては自民党福岡県連会長の長男で参議院議員秘書の蔵内謙氏と、鳩山元総務相の二男で前大川市長の鳩山二郎氏が、出馬に意欲を見せ、蔵内氏を麻生副総理が、鳩山氏を菅官房長官がそれぞれ支持をするなど自民党を二分する構図となっていた。
自民党はこれまで候補の一本化に向けて調整にあたってきたが、両候補が引かない状況を受けて公認を見送る方針を固めた。分裂選挙は避けられない状況で、自民党執行部は選挙が終わった後、当選した方を公認する考え。
一方、野党側では民進党の新井富美子氏、共産党の小林解子氏が名乗りをあげているが候補の一本化も検討されている。また、幸福実現党からは西原忠弘氏が名乗りをあげている。