菅官房長官 憲法改正議論は「環境権」から
菅官房長官はBS日テレの「深層ニュース」に出演し、憲法改正をめぐる議論について、新たに「環境権」を盛り込むことなどから始めるべきだとの考えを示した。
菅官房長官「例えば当時環境問題は全くなかったわけですから、憲法には環境問題の『か』の字もない。現実問題として必要なところからやっていくことになるんでしょう」
菅長官は、今の憲法に国民が良好な環境を享受する権利が明記されていないとして、この「環境権」を盛り込むことを与野党で協議すべきだとの考えを示した。また憲法審査会では、参議院の選挙制度についても議論すべきだとの考えを示した。
今月の参議院選挙で鳥取県と島根県などではじめて、合区が行われたが、菅長官は「一つの県から一名が選出されるべきとの意見もある」と指摘した。