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北方領土巡る対露交渉を追及 民進・前原氏

2016年10月3日 12:54
北方領土巡る対露交渉を追及 民進・前原氏

 国会では与野党論戦が激しくなっている。3日午前の衆議院予算委員会で民進党の前原元外相は、北方領土問題を巡る政府とロシアとの交渉について、追及した。

 前原氏は北方4島すべての日本への帰属の確認を、交渉の前提とするのかただした。

 前原氏「(「帰属の問題を解決して」というのは)日本への帰属ということでよろしいですよね」

 岸田外相「4島の帰属ということであり、それ以上のことは何も触れていないと考えています」

 前原氏「4島の帰属というのはロシアへの帰属も含めて考えられるということですか」

 安倍首相「北方領土は日本の固有の領土であるという日本の不変の立場があります。どういうときに平和条約を締結をするのかということについては、4島の帰属問題を解決をして平和条約を締結する、これがすべてであります」

 この安倍首相の答弁に対して前原氏は「4島の日本への帰属に対しては明確に言わない。まだ曖昧だ」と指摘した。その上で前原氏は「歯舞・色丹2島の先行返還はあり得るのか」とただした。

 安倍首相は、「4島の帰属問題を解決して平和条約を締結していくとの考え方に変わりがない」と改めて述べるにとどまった。