安倍首相、国会での「退位」意見集約を要請
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天皇陛下の退位をめぐる有識者会議が議論の論点を取りまとめたのを受けて、安倍首相は24日、衆参両院の議長らに各党の意見集約を要請した。
政府の有識者会議が23日に公表した論点を整理した報告書は、今の天皇陛下一代に限り退位を認める特例法案を後押しする内容となっている。安倍首相は24日、衆参の議長らに対してこの報告書を参考に与野党各党の意見集約を進めてほしいと要請した。
これに対して大島衆議院議長は「真摯(しんし)な議論を行い、国民の期待に応えたい」とした上で、国会の意見がまとまれば「十分に尊重してほしい」と答えた。
衆参両院の議長らは与野党各党から個別に意見を聞き取り、3月の上旬から中旬までをメドに取りまとめたいとしている。