首相 首脳会談で米の日本防衛義務再確認へ
安倍首相は31日の参議院予算委員会で、来月の日米首脳会談で日米安全保障条約のアメリカによる日本の防衛義務について再確認する考えを示した。
安倍首相は「日本を守ることができるのはアメリカしかいない」などと述べ、トランプ大統領との信頼関係を構築する重要性を強調した。
公明党・山本香苗議員「総理は日米関係は不変の原則と強調されました。このご発言の真意を教えてください」
安倍首相「日本は日本1国のみで日本を守ることができない中において、日本を守ることができる、それは世界を見渡しても米国しかいないわけでありまして、条約は紙に書いたものでありますが、信頼関係があって初めて魂が入り、実効性を持つものになるわけであります」
安倍首相は北朝鮮や中国を念頭に、日米同盟が揺るぎないことを改めて確認し「世界に示したい」と述べた。
また山本議員が「自動車産業など日本企業の活動が阻害されないよう後押しが必要だ」と訴えたのに対して、安倍首相はトランプ大統領に対して「日米の経済関係は一方が利益を得ているだけではないことを説明し、反論すべきところはしっかりと反論したい」と強調した。
安倍首相は来月3日にトヨタ自動車の豊田社長と会談し、対応を協議する考え。