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“天下りの根源に定年前退職”と改善を要求

2017年1月31日 16:29
“天下りの根源に定年前退職”と改善を要求

 参議院予算委員会で日本維新の会の浅田政調会長は天下り問題の根源に公務員が定年前に退職する問題があると指摘し改善を求めた。

 浅田議員は安倍首相に対し、定年前に退職した公務員の再雇用を拡充すべきだとただした。

 日本維新の会・浅田議員「60歳までに(公務員を)やめる人が多いと、その方々を再就職専門スタッフ職等の拡充で、年金支給までの間は省庁の雇用を認めると」

 安倍首相「全省庁に対する調査を踏まえて、政府としても何をすべきかということもしっかりと考えていきたいと思います」

 安倍首相はこのように31日に内閣人事局に立ち上げた調査チームによる全省庁を対象にした調査結果を踏まえた上で「何をすべきかしっかり考えたい」と述べた。

 また浅田議員は国家公務員の再就職に違反がないかを監督する再就職等監視委員会が「報告を受けて必要なものだけ調査するものだ」として、天下りに対する調査が不十分だと指摘した。これに対して安倍首相は、「必要なことはなんでもやるとの考えで国民の信頼を確保したい」と述べた。