私立小巡り民進が疑義 首相は関与を否定
安倍首相の昭恵夫人が名誉校長を務める私立小学校を巡り、17日の衆院予算委員会で、民進党はこの学校による国有地取得などに不明朗な点があると指摘した。
民進党は、大阪の学校法人「森友学園」が今年4月に開校する小学校には、国有地の購入や学校設置の認可などに不明朗な点があると指摘した。その上で、この小学校の名誉校長を昭恵夫人が務めているとして、安倍首相に関わりをただした。
民進党・福島伸享議員「この小学校の名誉校長とされているのが安倍昭恵先生という方で、右を見ると、安倍晋三内閣総理大臣夫人と書いております」
安倍首相「うちの妻が名誉校長になっているということについては、承知をしておりますし、教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いております。認可あるいは、この国有地払い下げにですね、もちろん事務所も含めて一切、これは関わっていないということは明確にさせていただきたいと思います。もし関わっていたんであれば、これはもう私は総理大臣を辞めるということでありますから、それははっきりと申し上げたいと、このように思います」
安倍首相はこのように述べ、この学校による国有地の購入や学校設置の認可などには一切、関わっていないことを強調した。