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首相 朝鮮半島の邦人保護や避難民対策検討

2017年4月17日 12:27
首相 朝鮮半島の邦人保護や避難民対策検討

 アメリカが北朝鮮に対して武力行使に踏み切る可能性も指摘される中、安倍首相は朝鮮半島にいる日本人の保護について準備、検討を行っていると述べた。

 安倍首相は「外交努力を通じて平和を守ることが重要だ」と強調する一方で、有事に備えて朝鮮半島にいる邦人保護や避難民の流入について対応の検討に入っていることを明らかにした。

 自民党・瀬戸隆一議員「在留邦人保護や大量避難民についてどのような対応を考えていらっしゃるのか」

 安倍首相「政府としては朝鮮半島において在留邦人の保護や退避が必要になった場合など平素から様々な状況を想定し、必要な準備検討を行っています。我が国に避難民が流入するような場合の対応については、避難民の保護に続いて、上陸手続き、収容施設の設置および運営、我が国が庇護(ひご)すべきものに当たるか否かのスクリーニングといった一連の対応を想定しています」

 また民進党の石関議員はアメリカが武力行使に踏み切る場合、事前に日本と協議する約束ができているのかただした。岸田外相は「日米でしっかり政策を擦り合わせないといけないという点では一致し、擦り合わせを行っている」と述べ、事前協議が行われるとの見通しを示唆した。