×

入管法改正案 今後の国会審議、どうなる?

2018年11月26日 17:47
入管法改正案 今後の国会審議、どうなる?

国会では外国人労働者の受け入れを拡大するための「出入国管理法改正案」をめぐり野党側が安倍首相を厳しく追及した。安倍首相の答弁を野党議員が「もうやめて」とさえぎる場面も…。与野党の対決ムードが高まっている。

今後の国会審議はどのように進むのだろうか?野党側は猛反発していて、大島衆議院議長に対し慎重な審議を求める申し入れを行った。

立憲民主党・辻元国対委員長「定例日外が当たり前のように職権で立てていくということは、今までの国会にもないことですから、この事態はちょっと国会の異常事態と言わざるを得ないと私たちは考えてます」

政府与党は来月10日の会期末をにらみ、法案の27日の衆議院通過を目指していて、野党側に27日の委員会と本会議での採決の提案をした。これに対し、野党側は、山下法相の不信任決議案などを提出し、徹底抗戦する構え。

一方、与党の自民・公明両党と野党の日本維新の会は法案の修正で合意した。法律の施行から「3年後」としている見直し規定を、「2年後」に短縮することなどで一致したという。

与党としては、修正に応じることで、強行な国会運営との印象を薄める狙いがある。27日の衆議院本会議は夜までもつれ込みそうで、緊迫したやりとりが続く。