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辺野古土砂投入 菅長官“予定通り進める”

2018年12月13日 20:57
辺野古土砂投入 菅長官“予定通り進める”

沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、沖縄県の玉城知事が菅官房長官と会談し、政府が、14日から始める予定の、辺野古の海への土砂投入をやめるよう求めたが、菅長官は予定通り進める方針を伝えた。

沖縄県・玉城知事「あす、土砂が投入されるという情報もあるが、その埋め立て工事については、やめていただきたいということをしっかり申し入れました」

会談で玉城知事は、14日から始まる予定の、辺野古の海を埋め立てるための土砂投入をやめるよう求めた。これに対し、菅長官は、一刻も早く、普天間基地の危険性は取り除く必要があるとの主張を伝え、「沖縄県の立場は十分理解してるつもりだが、工事は引き続き進めさせていただく」と説明したという。

玉城知事は「非常に残念だ。県民が政府の強硬な姿勢に対して、大きな憤りの声をあげるだろう」と応じたということだが、政府と沖縄県の対立は解消しないまま、本格的な工事が始まることになる。