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外相の衆院安保委への出席、今の臨時国会に限り“要求ある場合のみ”に

2023年11月2日 15:26
外相の衆院安保委への出席、今の臨時国会に限り“要求ある場合のみ”に

これまで出席が義務づけられていた外相の衆議院安全保障委員会への出席が、この臨時国会に限って、質問がなければ出席しなくてもよいことで与野党が合意しました。

衆議院の安全保障委員会では来週から外相の所信に対する質疑が始まります。これを前に、2日の安保委員会の理事会で、与党筆頭理事の小泉進次郎議員が野党側に対して「中東情勢、ウクライナ情勢が緊迫する中で外務大臣に対する質問がない場合は公務を優先し、国会は欠席させてほしい」と申し入れました。

これに対して野党側は、今の国会に限って受け入れたということです。

自民党・小泉進次郎議員「これだけ世界が動いてるのに(予算委で)14時間、質問も1問もないのに座り続けている日本の外務大臣って、これ国会が間違いなく日本の外交力を削いでますよね」

小泉議員はこれまで「質問がない場合も大臣が国会に出席するのはおかしい」などと国会改革の必要性を訴えていました。

これに対して野党側は「国会で大臣への質問機会が奪われることになる」などと慎重姿勢でした。

衆議院事務局によりますと、衆議院の安全保障委員会での大臣の所信に対する質疑で外相の出席が質問があった場合のみになったのは、初めてだということです。