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台湾・蔡英文総統と会談 自民・麻生副総裁、外交で存在感

2023年8月8日 22:08
台湾・蔡英文総統と会談 自民・麻生副総裁、外交で存在感

自民党の麻生副総裁は台湾で蔡英文総統と会談し、関係を深めることを確認するなど、政府の外交をサポート、存在感を示しています。

麻生氏は、台湾トップの蔡英文総統と会談し、台湾有事が懸念される中、安全保障の分野を含め、日本と台湾の関係を深めていくことで一致しました。

また、与党・民進党の候補として来年1月の総統選に出馬する頼清徳副総統と会談したほか、野党・国民党のホープで、初代総統・蒋介石のひ孫の蒋万安台北市長とも会談するなど、党派を超えて次世代のリーダー候補との人脈作りに努めました。

自民党・麻生副総裁「政権政党として、経験を積んできた民進党、そことやっぱり人脈を大いに作っていかないといけない。民進党やら、国民党やら、台湾の政党の人たちと付き合って、いろいろ経験を重ねてもらっていかないといけないということだと思いますから」

国交のない台湾とは政府が矢面には立てないだけに、麻生氏が、党副総裁の立場で台湾との関係構築に汗をかいた形です。

麻生氏は、今回のように外交面で岸田首相をサポートするだけでなく内政面でも支え、政権内で大きな存在感を示しています。

衆議院の解散など政権運営をめぐる今後の岸田首相の判断にも影響を及ぼすだけに、麻生氏の言動が注目されています。