【解説】なぜ…?自民修正案に公明「賛同できず」一転の“衝撃”発言 今後の“2つ”の争点とは
公明党 山口代表(30日)
「自民党から昨日(29日)示された修正案、そのまま賛同することは出来ない。思い切った決断を求めたい」
藤井貴彦キャスター
「政治資金規正法の改正をめぐり公明党は、昨日(29日)時点では、自民党の修正案に賛成するのでは、と見られていたのですが、一夜明けたら一転、この発言でした。何があったのでしょうか?」
小栗泉・日本テレビ解説委員長
「山口代表のこの発言を受けて、与野党からは驚きの声が広がりました」
「まず立憲民主党の幹部です。『連立(政権)の中で、ここまで意見が分かれているのは初めてだ』と。そして、ある自民党の閣僚は『どうするの?これ。もし公明党と折り合えなければ、岸田政権終わるよ』と話しています」
小栗委員長
「実は29日の段階では、自民党が、新たな規正法が施行されても『3年後をメドに見直す』と盛り込むことなどで、公明党も賛成する方向で調整に入っていたんです」
「ただ、この“賛成しそうだ”ということが、報道されたことで、公明党内から『このままでは自民党と同じ穴のムジナと見られる』と強硬論が出て、自民党にさらなる譲歩を求めようと、山口代表の発言になったようなんです」
「ある公明党の幹部は『今回そもそも自民党が起こした事故。それを、もらい事故して、公明党の方が損害が大きくなるなんてことは納得できない』と解説しています」
藤井キャスター
「こうなると、自民党が何かを譲るのか、そのまま突っぱねてしまうのか…どちらになるのかに注目ですね」