自民に衝撃…週内の衆院採決を断念 公明代表が「賛同できない」規正法改正案
政治資金規正法の改正をめぐり公明党の山口代表は自民党が示した修正案について「賛同できない」とさらなる譲歩を求めました。この衝撃の発言を受け、自民党は目指していた週内の衆議院での採決を断念に追い込まれました。
公明党 山口代表
「自民党から昨日示された修正案、これはそのまま賛同することはできないというのが、公明党の考え方であります。(公明党との間で)隔たりがある部分については、なお一層、自民党として透明化を図る。そうした思い切った決断を求めたい」
連立のパートナーの代表がここまで自民党と相いれないと表明するのは、極めて異例です。
公明党は当初、自民党の修正案に賛成する方向で調整していましたが、党内から修正が不十分との反発が出たため、異例の発言につながったとみられます。
この発言もあり、与野党の修正協議は全く進展せず、自民党は、31日、改めて「再」修正案を提示すると伝えました。
野党どころか、公明党の協力を得られるかも不透明となり、自民党が目指していた今週中の衆議院での法案採決は断念に追い込まれました。