桜を見る会“私物化”なら「公選法違反」も
国会で野党側は、首相主催の「桜を見る会」に安倍首相の地元後援者らが多数参加していたと指摘し、「公的行事の私物化」だと批判した。
質問に立った立憲民主党の落合議員は、「招待される理由が不十分ならば公職選挙法違反の恐れがある」として、参加者の選定過程をただした。
立憲民主党・落合貴之議員「数百人の安倍総理後援会の参加者がどのような功労や功績があったと把握をされていますでしょうか」
菅官房長官「各省庁からの意見等を踏まえ、各界において功績功労のあった方々などを幅広く招待しており、招待者については内閣官房及び内閣府において最終的に取りまとめているものと承知をしています」
一方、自民党の二階幹事長は、会に後援者を招くのは当然のこととの認識を示した。
二階幹事長「選挙区の皆さんに機会あるごとに何かできるだけのことを呼びかけて配慮するのは当然のことではないかと」
こうした中、野党側は追及チームの初会合を開き、「桜を見る会」の参加者選定のプロセスや、参加者名簿が破棄されたことの是非などを内閣府や総務省の担当者にただすことにしている。