参院選 全国屈指の激戦区「新潟」1議席をめぐる攻防続く
10日に投開票が行われる参議院議員選挙。1議席をかけ全国屈指の激戦区となっている「新潟選挙区」では、各党の攻防が続いています。
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改選1の新潟選挙区。
「いま必要なのは消費税の減税」
現職は、白いスーツに白いマイクの立憲民主党・森裕子参院幹事長です。
立憲民主党 森裕子候補
「(白マイクは)矢沢永吉か森裕子、違うか。これは連合の牧野会長に勝利の白いマイクということで(もらった)」
連合新潟や共産党からの支援も受ける森候補。重要視するのは“物価高”対策です。
立憲民主党 森裕子候補
「アベノミクスの負の遺産、異常な物価高、それに対して何もしない岸田インフレと戦います」
金融緩和を進めたアベノミクスを批判。物価高対策のため、時限的な消費税減税などを訴えています。
つかの間のランチ休憩でも…
立憲民主党 森裕子候補
「(若者が)コンビニのカップラーメンが『100円だったのに150円になったんだけど、どうしてくれるんですか!』って」
菊田真紀子衆院議員
「自民党に言って、岸田(首相)に言って」
立憲民主党 森裕子候補
「それが岸田インフレだって」
岸田政権の物価高対策では不十分だと訴えます。
立憲民主党 森裕子候補
「ありとあらゆることをやっているんです、他の国は。なんで自民党、岸田政権はやらないんですか!」
一方、自民党から立候補しているのは、新潟県議を15年務めた小林一大候補です。
自民党 小林一大候補
「参議院の議席、大変厳しいですけれども、何としても何としても何としても!奪還をしなければならない!」
新潟選挙区の改選数が1となってから野党に2連敗中の自民党。新潟を最重点選挙区と位置付け、組織戦を展開する構えです。
安倍元首相も応援に駆けつけ…
自民党 安倍元首相
「間違った政策を進めていく、そんな野党にこの議席を渡すわけにはいかないじゃありませんか!」
アベノミクスの見直しを訴える立憲民主党を批判すると、小林候補も…
自民党 小林一大候補
「我々日本のこの経済を成長軌道に戻さなければなりません。そうすることで金融政策を進め、成長戦略を進め、私たちは再び、アベノミクスの時代に戻ることができるんです」
財政出動や規制緩和などにより雇用を創出、所得アップを図ると訴えています。
NHKのスクランブル放送の実現を目指すNHK党からは、越智寛之さんが立候補。
NHK党 越智寛之候補
「年金受給者の受信料ゼロを目指して活動していきたい」
愛媛県出身で東京都在住。今回の選挙で、初めて新潟に来たという越智候補。自らの手でポスターを貼り、訴えを続けています。
新潟選挙区にはこのほか、諸派の新人、遠藤弘樹さんが立候補しています。