情報漏洩で次官“更迭”総務省新次官が陳謝
情報漏洩(ろうえい)をしたとして、事務次官が事実上、更迭された総務省で、後任の黒田武一郎・新次官が職員に対する訓示式に臨み、冒頭で陳謝した。
黒田次官「行政に対する信頼性を大きく損なうこととなった重大な事案でした。事務次官として改めて深くおわびを申し上げます」
黒田次官は、幹部職員およそ300人を前に厳しい表情で登壇した。事実上、更迭された鈴木前次官から託された職員へのおわびを伝えるとともに、「認可や行政処分の対象団体とは節度ある関係が求められる。一挙手一投足が注目される公務の担い手として、自らを厳しく律してほしい」と訓示した。
また、「信頼回復への道は厳しいが一致団結して、この難局を全力で乗り越えていこう」と呼びかけた。