幹事長が極秘会談も…立憲・国民“平行線”
立憲民主党との合流を目指していた国民民主党だが、21日までに話し合いがまとまらず、両党による合流協議は打ち切られる可能性が高まっている。
21日朝、両党の幹事長は極秘に会談を行ったが、主張は平行線のまま、折り合うことはなかった。
非公式の幹事長会談は21日朝、都内で行われた。国民の平野幹事長は20日の議員総会で、立憲に事実上吸収されることは認められないとの意見が出るなど、賛否両論が拮抗(きっこう)し結論が出なかったことを報告した。
これに対し、立憲の福山幹事長は、通常国会での論戦が始まる中、あくまでも21日が結論を出す期限だとの考えを改めて示した。
両党は午後3時から公式の幹事長会談を行うが、国民側は今後も、交渉を継続することを求めていく方針。
国民民主党・原口国対委員長「全部が全部つまり切れないっていうのはありますよ。だって2年間離れてたわけですから。それはまた基本的に合意を代表間でやればいい話だから」
また、立憲からは「国民の玉木代表は年明けになって急に手のひらを返して、後ろ向きになった」と批判が出るなど、国民側への不信感も強まっている。
立憲幹部は「これ以上、議論をしても仕方がない」と述べていて、一旦、協議を打ち切る考えを示している。