岸田政権が掲げる「異次元の少子化対策」をめぐり、立憲民主党の小川議員は、国会で、「財源に社会保険料をあてることは不適切だ」と岸田総理大臣を追及しました。

立憲民主党・小川淳也議員「子育てに要する費用を、社会保険料に求めると。社会保険料に逃げ込むというのは極めて筋違いで不適切だと思います。これは撤回していただきたい」

岸田首相「今、内容・予算・財源について、議論を進めています。今、特定の財源について、これで行くというようなことを申し上げているわけではありません」

小川議員は少子化対策の財源に社会保険料をあてることについて「現役世代に負担が偏る」などと問題点を指摘しました。

岸田総理は「内容の議論を深めた上で、予算や財源について考えていく」と述べるにとどめました。

岸田総理は、また国立の博物館などで子どもと一緒の人は列に並ばず優先して入れる「こどもファストトラック」の設置を検討していることに関連して「今後、ほかの公共施設や民間部門へと展開させていきたい」と述べました。