外務省は、中国が新たに海洋プラットフォームを完成させたことを確認し、改めて抗議しました。

日本政府は今月、東シナ海の日中中間線の中国側で、中国による新たな構造物の設置に向けた動きを確認していました。

こうした中、外務省は29日夜、その地点に海洋プラットフォームの設置が完了したことを確認したと発表しました。この海洋プラットフォームは、中国が一方的に進めるガス田開発とみられます。

日本側は「度重なる抗議にもかかわらず、中国側が一方的な開発を進めていることは極めて遺憾である」として、中国側に強く抗議しました。

日中両政府は先週、外務省の局長級のテレビ会議を実施し、日本は中国側に、一連の一方的な資源開発などについて抗議したばかりでした。

日本政府は、これまで18基の中国の海上構造物を確認しています。

■写真提供：防衛省