日本維新の会党大会 次の衆院選で「与党の過半数割れ」目指す
日本維新の会は京都市内で党大会を開き、「現役世代の活力を取り戻す改革」を打ち出し、次の衆議院選挙で与党の過半数割れを目指す方針を決めました。
日本維新の会・馬場代表
「自民党に代わる、もしくは自民党に活を入れる、緊張感を与える。こういう政権政党を目指して一歩ずつ歩みを進めていく」
維新の活動方針では「現役世代の活力を取り戻す改革」を政策の柱に据えることや、安全保障政策を議論する調査会を党内に新たに設けることを打ち出しました。無党派層が多い現役世代を取り込むとともに、安全保障政策に弱いイメージを払拭する狙いがあります。
また、次の衆院選で野党第一党になることを目標とし、与党を過半数割れに追い込むことを目指すと新たに明記しました。
岸田内閣と自民党の支持率が低迷する中、維新が立憲と選挙協力を行えば政権交代に近づきますが、維新幹部の1人は「たとえ政権交代ができたとしても基本政策で一致していない立憲とは絶対に組まない」と強調しています。
一方、与党が過半数割れした場合の連立政権参加についても複数の維新幹部は「今の自民党の内閣に入ることはない」と否定的です。
与党とも野党とも一定の距離を保ちながら狙い通りに「地域政党」から「全国政党」へと飛躍することができるのか。
維新の今後を左右する重要な一年となります。